一時期「アサーション」というコミュニケーション手法が企業間で流行りました。
NLPコーチングとは手法が違いますが、円滑なコミュニケーションを築く上では、この手法も効果的でした。しかし、NLPコーチングはもっと体系的で論理だっており、何よりも個人の「代表システム」、言ってみれば、個人の性向に合った方法でコミュニケーションスキルを向上させることができるという点で、近年、NLPコーチングの「研修」を人材教育の教材として取り入れる企業も増えてきました。
つまり、社員教育・人事管理の面で管理職が身につけるスキルとしても注目されているのです。
管理職という立場そのものがストレスを抱えやすい職業であること、社員教育と一口に言っても、昔と違って個々の個性や性向を分析して一人一人に見合った教育をしなければ、人材が育たなくなっていること、そのために管理職にはフレキシブルな対応力が求められることを考えると、アサーションよりはNLPコーチングの方が、応用力の面でははるかに優れています。
企業によっては管理職だけが、この研修を受けているところもあるようですが、望ましい形は、上司と部下が一緒にNLPコーチングを学び、研修を受けることです。上司だけがコミュニケーションスキルを向上させても、部下の側にコミュニケーションスキルの向上が見られなければ、不要なストレスの効果的な削減は期待できないからです。確かに上司のコミュニケーションスキルが高いということは、部下にとっては「話しやすい」「相談しやすい」「仕事がしやすい」といった効果を生みます。しかし、部下もコミュニケーションスキルを向上させないと、生産力の向上という面では抱えている問題が解決しない場合もあります。同僚同士のコミュニケーションがうまくいかなければ、いくら上司と良い関係を築けても、仕事というものは回らないからです。